葉酸が不足すると?

葉酸が胎児に大きな影響を与えることは分かっていますが、もし葉酸が不足してしまうとどんな弊害が起こるのでしょうか。
まず、悪性の貧血、胎児の発育障害、口の中など粘膜が炎症しやすくなり、口内炎などが起こります。


貧血は、一般的には血液の中の鉄分不足と言われていますね。
でも葉酸やビタミンB12の欠乏は、もっと悪性の貧血を引き起こしてしまうことがわかっています。


血液はヘモグロビンという赤血球が酸素を運んでくれていますよね。
実は葉酸とビタミンB12の不足は、この赤血球を肥大化させてしまって、肝心の酸素を運ぶ能力を奪ってしまうという大変な機能障害を起こしてしまうのです。
血液が流れていても酸素が運ばれない、つまり、身体中が一斉に酸欠になってしまうという恐ろしい状態です。
もちろん脳への酸素供給も滞ってしまいますので、めまいや立ちくらみどころでは済まない大変な酸素欠乏症状が現れてしまうのです。


また、発育障害としては、遺伝子を作っている核酸を合成する葉酸が不足することで、DNAの合成が不十分になってしまうという大変怖い症状を呼んでしまいます。
脳神経に異常が現れる危険性が高いのですが、胎児の脳の中枢神経系は、受精してわずか2週間程度ですでに作られてしまうことをご存知でしょうか。
この時期に葉酸が足りているかどうかは非常に重要です。
だからこそ、妊娠を予定している段階からすでに葉酸を摂取しておく必要があるのです。



葉酸の不足は、細胞が頻繁に入れ替わる口の中や胃腸の粘膜の炎症で察知することも出来ます。
噛んだわけでもないのに、やけに口内炎が出来ると言う人は要注意ですよ。