葉酸と妊娠との関係

妊娠に葉酸が欠かせないものだという認識は、やっと近年になって理解されるようになってきたと言えます。
生まれて来る赤ちゃんに障害があってはいけない、誰もが切実に願い、毎日祈りたい気持ちでいることでしょう。
胎児の細胞の成長が著しいのは、妊娠初期です。
爆発的に細胞分裂が行われ、お腹の中では人類が辿ってきた進化の歴史が日夜行われていきます。
一番最初に作られる神経の発達時期に、障害から守ってくれるのが葉酸です。
DNAを構成する核酸やたんぱく質をしっかり合成してくれる、大切なはたらきをしてくれるのです。

厚生労働省が特に推奨するのは妊娠3ヶ月までの間ですが、妊娠の予定がある人にも摂取を推奨しています。
なぜかと言えば、私たちが実際に妊娠の兆候に気付くころには、すでに期間が経過していますよね。
自覚がない時期にもきちんと定期的に葉酸を摂取していれば、実際に妊娠が確認された時にはすでに葉酸は足りている状態。
そこから焦って摂取を始める必要がないのです。

神経管閉鎖障害児の出生リスクは、葉酸によってなんと70%も減るということをご存知でしょうか。
お母さんがしっかり葉酸を摂取するだけで、そんなにも守れるものがあるのです。
1日の妊婦の摂取量は、成人の約2倍が推奨されていて、出産して授乳期になれば1日280マイクログラムですが、妊娠初期には400マイクログラムとなっています。
食品からと言うのは無理がありますので、サプリメントが適しているでしょう。

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葉酸サプリの効果・効能

取りにくい栄養素と言えば、サプリメントの登場です。
女性が摂取を勧められているのが妊娠に関わることですから、少しでも身体に良い品質のサプリメントで、安全性の高いもの、そして製造しているメーカーの真摯な思いに注目して選びたいものです。

葉酸の効果は、厚生労働省の発表内容にもあるように、「神経管閉鎖障害の発症リスク低減」です。
胎児がお腹の中で脳の中枢神経系を作っているその時に、神経管などが障害を発生しないようにサポートしてくれるのが、葉酸の大きな効果・効能です。
胎児の奇形率が激減したり、発育障害を激減させたりするわけですから、是非積極的に取り組みたい内容です。
厚生労働省の正しい言葉表現としては、「一定量の葉酸の摂取により集団としての発症のリスクの低減が期待される」というものです。
もちろん、残念ながら100%のリスク撲滅には至りませんが、統計的には70%の軽減率が算出されていますので、かなり大きな支えになってくれることは間違いないでしょう。

神経管閉鎖障害で大きな病気の例としては、二分脊椎症や無脳症です。
脊椎への異常、頭部の形成されない状態、いずれにしてもあまりに辛い病気です。
例え1%でも2%でも、リスクを削れるなら努力したい、そう思うのがお母さんとしては当然の想いですね。

日本は野菜を多く摂取する食生活を送っていた民族で、そのような大きな病気をあまり発症せずにきた歴史があります。
でもそれももう過去の話である以上、欧米諸国と同様に最大限の努力を国を上げてすべきなのです。


葉酸サプリを飲むのはいつからいつまで?

葉酸サプリメントを飲む場合、いつから飲み始めて、いつ頃まで飲んでいなければいけないのかと思いますよね。
まず、いつから、ということで言えば、妊娠を希望するその時からが飲み始め時です。
妊活をしている時に妊娠に成功しても、自分で気付くまでには時間がかかります。
でも胎児の脳の根本が作られるのは、なんと受精から1週間から2週間という短い間。
その期間にしっかり葉酸のサポートを受けるために、妊活時期からの摂取が推奨されているのです。
少なくとも、身体にしっかり吸収されることを考えて、妊娠希望の1ヶ月前からは飲み始めおきたいですね。
とは言え、妊娠が分かってから飲んだとしても、もちろん手遅れなんかではありません。
厚生労働省の推奨する通り、3ヶ月めくらいまではいつもの食事プラスアルファで葉酸を摂取しましょう。

さて、それでは一体いつまで飲まなければいけないの?というと、授乳中には妊娠中とはいかないまでも、やはりプラスアルファの葉酸摂取が推奨されています。
粉ミルクに葉酸が配合されるようになりましたよね。
つまりは、母乳からもしっかり葉酸が摂れるようにしたいのです。
母乳の栄養価を高めるためもありますし、実は葉酸がお母さんの子宮をいたわってくれるという嬉しいはたらきもあります。
実は葉酸を飲んでいると、母体の子宮の状態が早く回復することがわかっていますから、葉酸摂取は赤ちゃんのためだけに限らないわけですね。
是非積極的に葉酸を摂って、頑張って赤ちゃんのお世話をしてあげてください。